ハンドリールによるキャスティング法

この棒、何に使うの?と思う人も多いのですが、使い方の説明です。慣れると20mほど投げられます。
1、ハンドリールを左手に持ち、ルアーやウキを付いたラインを右手で持ちます。
2、右手でルアー(ウキの場合も同様)を振りながら、アンダースローでキャスティングします。

3、タイミングよくラインを離し、勢いよくルアーを投げます。この時、必ずハンドリールの先端部が前方を向いているようにしてください。ラインが自然に繰り出されていきます。
4、リトリーブするには、糸巻の要領でラインを巻きます。右手をキュッキュッと動かすことで、ルアーにアクションを加えることも可能。大物がかかり引きが強い時は右手の握りを弱くして持ち手を滑らせるとドラグ的な使い方も可能です。
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キャスト&リトリーブの動画です。
ハンドリールというフィッシングギアについて。

3つのフィッシングスタイル
ハンドリールを使ってできる釣りは主に3種類。エサ釣り、フライフィッシング、ルアーフィッシングです。フライのキャストには玉ウキを飛ばしウキとして使います。またオモリを付ければニンフも可能です。
また、湖上のワカサギ釣りなどキャストの必要ない場合はそのまま手釣りの道具として使えます。
※実際の釣りの際は各地域の河川・湖沼のルール、レギュレーションに従ってください。
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かつて冒険家シャンクルトンが南極から南大西洋の島までボートで航行した際、船大工が持参したのはシンプルな大工道具3種だけでした。それさえあればトラブルに対応できると知っていたからです。熟練の腕と知識さえあれば必要な道具はよりシンプルになっていきます。「ハンドリール」もその延長線上にあると考えます。機械的トラブルが発生せず、軽くコンパクトで、使うほどに美しく手になじみ、より人間的な道具です。
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古くて新しいフィッシングスタイル。
古来の釣りは棒に紐を巻き付けるスタイルが発祥。そこからやがて機械式リールに発明の至りました。
そしてまた、このハンドリールはお小遣いが足りずにロッドとリールが買えないアメリカの少年たちにも親しまれてきた釣り道具でもあります。重さはわずか90g。どんなに軽量なフライフィッシングのタックルでも500gを超えます。このギアはウルトラライトなハイカーにも人気です。
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フックにラインを結ぶ。
ここで紹介する結び方はフライフィッシングで使われる方法です。本品セットのフックはフライ用のため、アイ(糸通し穴)があります。そのため比較的簡単に結ぶことができます。そのほかアイを通さない結び方「外掛け」などもありますが難易度はやや高めです(詳しく知りたい方はネット検索で)。本セットではMARUTO社C47 (ブレスレス)を使用。ふところが深くエサ釣りにも使用できる形です。
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玉ウキの付け方
本セットのウキはストレージに収まるサイズ。アメリカでは一般的なものです。国内ではほぼ見かけませんが、ラインを中通しせずに取り付けられ、取り外しも簡単です。内部にバネが入っていて針金フックでウキの固定します。もちろんウキの位置変えも簡単です。取り外す時は逆の手順(5→1)で行います。
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本商品は前例(※1)などにより本体部が竿を兼ねている「竿釣り」と考えます。ただ管理者によっては「手釣り」の分類される可能性があります。水産省の「遊漁のルールとマナー」(画像参照)によると海面では「手釣り」は竿釣り同様にOK。内水面(淡水)は各漁協組合などの判断によります。各HPなどで確認のうえご利用ください。ちなみに関東周辺では多摩川、芦ノ湖などでは「手釣り」もOKです(禁漁期、禁漁エリア除く)。
※1 前例として本商品と似た釣法として、ウナギ釣りなどで人気の「ペットボトル釣法」があります。日本淡水魚類愛護会が発案し、全国的に広まったスタイルですが、同会ではペットボトルが竿を兼ねているので、竿釣りとして一般認知されています。
『ペットボトル釣法は、ペットボトルを竿(+竿立・糸巻・鈴・ケミホタル)として使う「釣り」です。規則に抵触する都道府県はありません』(同会HPより抜粋)。詳しくはhttps://tansuigyo.net/a/link36.html
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